明治~平成のひな そろい踏み 那珂市歴史民俗資料館(茨城・那珂市)
ひな人形やつるしびなを、間近に見られるのも魅力だ

  3月3日はひなまつり。那珂市戸崎の市歴史民俗資料館は、同館所蔵のひな人形と、市民手作りのつるしびなを飾る「那珂のひなまつり  雛(ひな)人形展」を開いている。

 ひな人形は、明治~平成の27組を展示。「時代による飾り方や、人形たちの顔の変化に注目してみて」とは、副館長の中嶋圭子さん。明治時代のおひなさまには、3人官女はおらず、人形浄瑠璃に登場する「お夏」と「源太」などが並ぶ。大正時代の人形の顔は、切れ長の目が印象的だ。

 つるしびなは、「那珂つるしびなの会」と、手芸グループ「キルティー工房」による約300本を展示。縁起物の亀やえとの辰(たつ)など、さまざまなモチーフが彩っている。

 「子の幸せを願う親の気持ちにも思いをはせて、温かい気持ちになってもらえたら」と、中嶋さん。2月18日午前10時からは、中嶋さんが展示品などの解説をする。入場無料。3月3日まで。午前9時~午後4時半(入館は同4時まで)。同館029・297・0080。

 

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