行方市南の麻生体育館でこのほど、市立麻生中学校(栗原秀雄校長)の創立10周年記念PTA教育講演会が開かれ、講師として、同校の前身である旧麻生中の卒業生で俳優の永作博美さんが登壇、後輩たちにメッセージを送った。
講演では、「自分の嫌いなもの、苦手なものに目を向けてみて」とアドバイス。永作さんは、「歌うことは好きだったが、芝居をすることは絶対に嫌だった」と話し、「やってみたら、世界が広がり、成長できた」と振り返った。「君たちはまだ中学生。これから何にでもなれるよ」と、呼びかけた。
「どうしたら永作さんのようにかわいくなれますか?」という生徒からの質問には、「あなたの方がかわいいよ」と照れながら、「ひたむきに頑張っている人は、顔に自信がにじみ出てくる。そんな顔がかわいいと思う」と答えた。
3年生の高野喜愛さん(15)は、「将来は海外の貧困の人たちを助ける仕事に就きたい。嫌いなことにも目を向けて、自分の世界を広げて夢をかなえたい」と、目を輝かせた。