茨城町の藤枝豊子さん(61)は、このほど行われた紙芝居の全国コンクール「第21回手づくり紙芝居コンクール」(紙芝居文化推進協議会主催)の一般の部で、優秀賞を受賞した。地元の読み聞かせグループのメンバーでもある藤枝さん。「子どもたちやお年寄りにも披露してみたい。たくさん笑ってもらえたら」
同コンクールの一般の部には、国内外から115点の応募があり、藤枝さんを含む7人の作品が優秀賞に選ばれた。
紙芝居は、以前に応募した絵本コンクールで入賞した作品「こたつものがたり」をもとに、紙芝居用に作り直した。おじいちゃんと近所の猫たちのこたつをめぐる物語。審査員からは、「ほんわかあたたかい雰囲気が脚本からも絵からも伝わって来る」などと評価を得た。
藤枝さんは、紙芝居のコンクールは初挑戦。紙芝居を学ぶ講座に申し込んだが、コロナ禍で通えず、図書館から借りた紙芝居を何作も読むなどして学んだ。現在は、紙芝居の披露に向けて読み方を練習中。「おじいちゃんがおならをする場面を、楽しく表現したい。工夫します」と藤枝さん。