たかすず号と、本を選ぶ子どもたち
たかすず号と、本を選ぶ子どもたち

茨城再見聞

 今春、約30年ぶりに新車に生まれ変わった日立市の移動図書館「たかすず号」が、新型コロナウイルスの影響による休みを経て、本格的に運行し始めた。

 巡回拠点(ステーション)は、市内全域に約50か所。ステーションに近づくと、近隣に到着を告げるリズミカルな童謡「仲よし小道」を流す。「仲よし小道を耳にするだけでわくわくすると言ってくれる人も多い」と、管轄する市記念図書館長の山田美幸さん。

 運行開始は1966年。名称は、当時の小学6年生が命名した。かつて県内各地の市町村で行われた移動図書館事業だが、現在も続けているのは、同市、小美玉市、つくば市のみだ。

 常時3000冊に上る積載書籍は、向かう先により、市図書館スタッフが入れ替える。「子どもが多い場所なら図鑑や絵本、ベストセラー小説や時代小説が好まれる場所もある」と山田さん。

 放課後の市立金沢小学校を訪ねた際は、準備が整うとすぐに子どもたちが集まってきた。「移動図書館のおかげで、うちの子どもたちは本が大好き」と、金沢児童クラブスタッフの澤幾子さん。

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