年の瀬に向け、第九の響き高まる 神栖市民音楽祭12月に開催(茨城・神栖)
11月上旬の練習風景。第九はドイツ語の歌詞で歌う

 年の瀬の風物詩、ベートーベンの交響曲第九番の合唱がメインの神栖市民音楽祭(同実行委員会主催)が12月18日、同市溝口の市文化センターで開かれる。新型コロナウイルスの影響を受けて、3年ぶりの開催だ。

 オーケストラの演奏に合わせて合唱するのが恒例だったが、今年はピアノ2台の伴奏のみ。合唱団員も50人余りと、規模を縮小した。合唱団員は、練習でも本番でも、マスクを着けるという。

 同音楽祭は2008年以降の恒例行事。2回の中止を経た今年は春頃から、実行委員会会長の川路明美さんのところに、「今年はやろうよ」などの声が、次々に届いたという。実施を決めて、団員の募集を始めると、かつて同市に在住して合唱団に加わったという三重県在住者からの申し込みもあった。

 合唱団の1人、同市の西連寺美紀さんは当初からの一員、「これがないと年の瀬という気持ちになれない」と気合十分。実行委員会副会長の酒井哲子さんは、「マスク越しでも、みんないい声を出している。期待して」と話している。

 入場無料。午後2時開演。

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