常陸太田市の水府地区で、ブランド柿「星霜(ほししも)柿」の収穫が始まった。
大粒の実が成る渋柿「大核無(おおたねなし)」を、枝に付いたままで渋抜きする樹上脱渋(じゅじょうだつじゅう)という方法で渋抜きしたもの。甘さと、シャキシャキとした食感の良さが特徴。名前は、断面の見た目から付けられている。
同地区は、1本の枝に、実を1個だけ残して養分を集中させて栽培するなどの工夫を重ねて、10年ほど前に商標登録、ブランド柿として出荷している。
JA常陸・太田地区柿部会長の山本健次さん(72)は、「栽培に手間がかかるが、地区の宝。みんなで守っていきたいと話している」と話す。
道の駅ひたちおおた、同市内JA直売所などで、2個(1100円)、3個(1600円)、6個(3200円)の箱売りで販売。店舗によりバラ売りもある。販売は11月10~15日頃まで。