願いを込めた「おやゆび姫」 市民劇団「ほこ劇テトテ」が2月に定期公演(茨城・鉾田市)
出演するメンバーら(写真は同劇団提供)

  鉾田市の市民劇団「ほこ劇テトテ」のミュージカル公演「おやゆび姫」(同市、同市教育委員会主催)が2月10、11日、同市汲上の大洋公民館で開かれる。

 同名のアンゼルセン童話を、オリジナル脚本でミュージカルにした。「大人にもきっと届くメッセージがある。楽しんでもらえたら」と、団長の片岡真紀さん。

 同団は2018年に発足した。今回は5回目の定期公演。脚本は、講師を務める劇団クリエの上原久栄さんが書いた。原作者のアンデルセンがナレーターとして登場し、作品に込めた思いも伝えてストーリーを深めていくという内容だ。

 出演は、5歳から80歳までの25人。練習は昨年5月から開始。一部の衣装は出演者の家族も手伝って製作するなど、手作りで準備をしてきた。

 おやゆび姫を演じる片岡実乃莉さん(鉾田南小5年、11)は、入団6年目でつかんだ大役。勉強の合間に台本を開いてセリフを覚え、食事をしながら歌の練習をするなど、一生懸命。「気持ちを込めて演じたい」と、片岡さん。

 ナレーターとモグラ役を担当する菅谷勝代さんは、「頑張って、力強く生きていこうというメッセージを、作品を通して伝えたい」と話す。

 開演時間は、10日が午後5時半、11日が同2時。11日のみ未就学児の入場が可能。料金は全席指定一般500円、中学生以下無料。チケットの申し込みは、同公民館での窓口販売、電話申し込みなど。問い合わせは、同公民館☎0291・39・3305(午前9時~午後5時、月曜休館)。

 

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