常陸太田市大中町のチーズ加工所「ひたちおおたチーズ工房」は、国内最大級のナチュラルチーズコンテストで入賞した自信作の詰め合わせセットを販売している。
コンテストは、昨秋に東京で開かれた「Ｊａｐａｎ Ｃｈｅｅｓｅ Ａｗａｒｄｓ（ジャパンチーズアワーズ）２０２４」。ＮＰＯ法人チーズプロフェッショナル協会が、２年に１度開いている。
入賞したチーズは５種で、「モッツァレラ」「カチョカヴァッロ」「セミハード（さとやま）」「ストリング」「フロマージュブラン」。モッツァレラ、カチョカヴァッロ、フロマージュブランが銀賞。その他は、銅賞を受賞した。出品した５種すべてが入賞した。モッツァレラはミルク感が自慢。カチョカヴァッロは、ひょうたんのような形で、焼くとうま味が増す。
２０２２年にも同コンテストに参加していて、４種を出品し、３種が入賞した。同工房の製造責任者の亀井わかなさん（２４）は、「今回は、何としても全品入賞したかったので、とってもうれしかった」と振り返る。
同工房は、給食センターだった施設を改修して１９年にオープン。チーズはすべて、同市の里美村地区で生産された新鮮な生乳を原料にしている。「チーズを通して、地域の魅力も伝えようと、努力を重ねている」と、亀井さん。
セットは、３～５種入りの３つがある。セットは、同工房でのみ販売（宅配可）。単品での販売は、同工房のほか、道の駅ひたちおおた、同市内のスーパーなどで。
同工房☎０２９４・８２・２３２９（平日午前１０時～午後４時）。
