ひたちなか市高野の小田倉よし江さん(59)宅のグレープフルーツの木が実をつけ、黄色く色づいている。約20年前、スーパーで購入して食べたグレープフルーツの種を植えたもの。「今では、わが家のシンボルのよう」と、小田倉さん。
小田倉さんは小学生の頃、夏ミカンの種が芽を出したのを見たことがあったのを思い出し、「グレープフルーツも同様に芽が出るのでは」と、種を鉢に植えてみたという。苗木ほどになった後は、家の門近くに植え替えた。
実がなり始めたのは、「実は付けないだろうなとあきらめかけた頃」。植えてから10年以上後だった。
近年では、多い年で約200個ほど収穫できるという。小田倉さんは、収穫した実を食べたり、搾ってジュースで飲んだりして楽しんでいる。また、グレープフルーツの木を眺めながら、花が咲いた際には花の香りを楽しみながら、コーヒーを飲むのも楽しみの一つという。