「年金ばあちゃんの日々」 73歳のイラストレーター4作目 (茨城・那珂市)
表紙と、4コマ漫画の1作品

  那珂市のイラストレーター、すどうようこさん(73)はこのほど、自身の日々の暮らしの一コマを描いた漫画冊子「毎日が大切な日!」を自費出版した。古希を記念して描き始めた漫画「年金ばあちゃんシリーズ」の第4弾。「同年代の人たちに楽しんでもらえたら」と、すどうさん。

 冊子は62ページ。「健康のんびり川柳」と名付けて詠んだ川柳と、それに合わせた4~12コマ漫画を掲載した。あとで食べようとしまっておいたケーキの存在を忘れてしまったり、ウオーキングを張り切って顔にシミができてしまったりと、老いの失敗談を楽しくまとめた。

 高校時代から俳句を詠んでいる兄の靍田進さん(77)の俳句を掲載するページも設けて、きょうだい合作とした。

 


▲すどうさん

 

 すどうさんは、郡山市生まれ。漫画家を夢見て郡山の短大でデザインを学び、就職した東京の東京動画研究所では、アニメ版の「巨人の星」や「あしたのジョー」などの動画制作に関わった。

 その後は福島に戻り、結婚を機に茨城に来て、デザイン事務所などに務めた後、フリーに。那珂市のキャラクター「ひまわり大使ナカマロちゃん」、東海村公式キャラクターの「イモゾー」のデザインも手がけた。

 漫画は、ノートに手描きしてからパソコンで描く。年々、目の疲れや肩こりに悩むが、「漫画を読んで、『みんな同じなんだな』と、笑いとばしてもらえたら」。1冊500円、送料は別。問い合わせは、すどうさん☎090・3040・2307。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう