ガラス作家で、文化勲章受章者の藤田喬平(1921~2004年)の作品10点を展示する「ガラス作家『藤田喬平展』」が、北茨城市華川町小豆畑のガラス工房シリカで開かれている。8月1日まで。
藤田は東京生まれ。色ガラスと金箔(きんぱく)を混ぜた「飾筥(かざりばこ)」で、独自のガラス工芸分野を確立した。2002年には、ガラス工芸家として初の文化勲章を受章した。
展示は、飾筥6点、花瓶3点など。製作図案などの資料も公開している。
7月15日午後2時からは、記念講演「藤田喬平と現代ガラス」(講師は、美術評論家で多摩美術大客員教授の武田厚さん、定員先着50人、事前申し込み優先、参加は無料)を行う。
午前9時~午後4時半。7月19日は休み。問い合わせは、同施設☎0293・42・3550。