「新名物に」と期待の港の朝市 22日開催 波崎漁港第二魚市場(茨城・神栖市)
朝市の会場で看板商品の伊達巻きを持つ一柳さん夫婦。奥に見えるのは銚子大橋

茨城再見聞

 銚子大橋の本県側のたもとにある波崎漁港第二魚市場(神栖市波崎)で10月22日午前8時~10時、朝市が開かれる。主催は波崎ロータリークラブ。今年5月に、コロナ禍を経て、4年ぶりに再開して以来。出店は、地元色が濃い約20店。飲食店、水産物加工品事業者、雑貨店など多彩だ。入場は自由。

 伊達(だて)巻きや巻き寿司などをそろえる「伊達巻たまいち」は、5月に続いての参加。前回は、市が始まって10分足らずで完売してしまう盛況ぶりだった。

 同店の実店舗は、同市土合東にある。店主一柳茂さん(64)は、銚子市の出身。手がける伊達巻きは、銚子市の名物で、波崎地区にもファンが多い独特のもの。きめが細かく、「まるでプリンのようだとも表現される」と一柳さん。一柳さんは、東京・銀座の寿司店で修行した経歴があり、「その技と相まって、びっくりするほどのおいしさ」と自信を込めるのは、一緒に店に立つ妻の利枝子さんだ。メインの素材の卵は2種類をブレンド。味と、色合いに違いが出るという。

 同ロータリークラブの篠塚茂男会長は、「波崎の新たな名物にしようと力を入れている。コロナの我慢を乗り越えたせいか、盛り上がりが増している」と話している。

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