独自転倒予防体操を指導 ゆかいふれあいセンターの教室(茨城・笠間市)
笑顔で指導する照沼さん

 笠間市長兎路仁古田入会地の健康増進施設、ゆかいふれあいセンターで開かれている「転ばん体操チャンピオンプログラム」は、同施設の健康運動指導士、照沼宏邦さん(46)が考案した体操を学べる教室。

 体操は、高齢者のための転倒予防体操で、「健康寿命を少しでも伸ばしたい。一緒に楽しく体操しましょう」と、照沼さん。

 内容は、転倒の3大要因の「つまづき」「すべり」「ふらつき」の予防をテーマに、筋力トレーニング、歩行動作練習、レクリエーションを取り入れたもの。

 照沼さんが体操を考案したきっかけは20代の時に、祖母を亡くしたこと。祖母は92歳まで元気に歩いていたが、転んで骨折したことを機に、歩けなくなり、弱ってしまった。

 照沼さんはその後、スポーツ施設でインストラクターになった。仕事の中で多くの転倒予防体操に触れたが、「もう少しきつい運動も入れて、筋力をつけてもいいのかなと考えた。体操しておなかをすかせて、肉やご飯をしっかり食べれば、筋力もつく」と照沼さん。

 教室に毎回参加しているという水戸市の大沢育子さん(75)は、「体操を始めて、つまづかなくなった。体操はきついけれど、楽しい雰囲気なので、頑張れます」と、笑顔。

 教室は、毎週木曜の午前10時15分と、同11時からの2回(月1回は休講)で、各30分。定員各15人。参加には、入館料大人700円が必要。

 問い合わせは、同施設℡0296・78・3796。

 

 

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