1万円のビッグブドウ ぶどう部会が栽培 道の駅で販売(茨城・常陸太田)
大粒の「雄宝」(左)と「富士の輝」を持つ武藤さん

  常陸太田市下河合町の「道の駅ひたちおおた」で、1房1万円の高級ブドウが販売されている。

 2種類あり、いずれもシャインマスカットから品種改良した新品種で、粒が大きい。

 一つは「雄宝(ゆうほう)」。見た目は黄緑色で、粒の直径は平均で5cm。大きいものは、1粒が卵サイズにまで成長する。味はさっぱりとしている。

 もう一つは、「富士の輝(かがやき)」。見た目は濃い紫色で、粒の直径は平均で4cm。強い甘さと、しっかりとした果肉が特徴。別名「ブラックシャインマスカット」とも呼ばれる。

 価格が高いのは、苗木の希少性から。観光客が買っていくことが多いという。

 栽培しているのは、JA常陸太田ぶどう部会の一部の農園。常陸太田のブドウの話題づくりにと、同駅に並べている。

 同部会青年部長の武藤翔平さん(32)は、「60年以上続く産地を守りながら、新しいことにも挑戦していきたい」と話す。

 販売は10月上旬まで。

 

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