掘削現場の貴重岩石を展示 石の百年館で3月まで(茨城・笠間市)
岩石の特徴を話す河野さん

  掘削工事が進行中の「上曽トンネル(仮称)」の工事現場で採取された岩石類を展示する「(仮称)上曽トンネルの岩石・鉱物展」が、笠間市稲田の石の百年館で開かれている。3月24日まで。

 同トンネルは、桜川市と石岡市間の約3・5kmをつなぐもの。完成すれば県内最長となる。完成予定は2025年。

 展示品は約60点。多くは、同館の解説員、河野雅英さんが工事現場から採取してきたもの。桜川市側から採取された岩石には、研磨剤の原料にも使われたペグマタイトや、真壁石に加工されるかこう岩などがある。石岡市側から採取されたものには、接触変成岩などがある。河野さんは、「貴重な資料」と話している。

 一般者の工事現場への立ち入りは禁止されている。

 入館無料。午前9時~午後4時。月曜休館。同館☎0296・74・5114。

 

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