夜の梅林にデジタルアート 偕楽園 光の祭
梅林の作品は、人の動きに合わせて音や光が変化する

茨城再見聞

 夜の偕楽園(水戸市)で、光や映像で作った作品を展示するアートイベント「チームラボ 偕楽園 光の祭」が開かれている。今年で125回目を迎えた「水戸の梅まつり」と合わせた催しで、31日まで。

 制作したのは、建築家や技術者、アーティストなどでつくるデジタルアート集団「チームラボ」。同集団は、デジタルアートと景勝地などを組み合わせた展示を全国で行っている。

 作品は8つ。杉林には、いくつもの卵型のオブジェが並んでいて、来場者が触るとさまざまな色に変化する。樹齢800年といわれる太郎杉の木には、四季折々の花の映像を投影。約1500本の梅林では、人に反応して音楽や光が変化し、光は放射状に広がっていく。

 「それぞれに、偕楽園の新たな美しさを発見してもらえたら」とは、チームラボのコミュニケーションディレクター工藤岳さん(43)。来場にはチケットの購入が必要。

写真特集 「チームラボ 偕楽園 光の祭」

 

陰、陽の世界の境界にある作品

園内の陰、陽の世界の境界にある作品。作品の中に人が入ると、新たな線が生まれて広がる。

 

太郎杉

樹齢約800年といわれる太郎杉には、四季の花の映像を投影。

 

孟宗竹林沿いの作品

孟宗竹林沿いに展示された作品。

 

卵型のオブジェ

卵型のオブジェは、杉林にとけ込むように展示されている。

 

卵(うすピンク)
卵(うす緑)
卵(赤)
卵(青)
卵(ピンク)
卵(緑)

卵型のオブジェに触れると、色がさまざまに変化する。

 

吐玉泉

湧水泉の吐玉泉も演出。

 

 「チームラボ偕楽園光の祭」は、3月31日まで開催。時間は午後6時~8時半(最終入場は同8時)。
 入場料は大人1500円、中高生800円。小学生以下は無料。チケットの購入は、「チームラボ 偕楽園 光の祭」のホームページから。すでにチケットが売り切れている日もある。
 問い合わせは、主催の茨城放送イベント事業部☎︎029・243・4111(午前10時~午後5時半)へ。
 「チームラボ 偕楽園 光の祭」のホームページは、こちら

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