神栖市堀割の書店「TSUTAYA鹿嶋南店」にこのほど、同市立息栖小児童が選んだ本を紹介する特設書棚「みんなで推し本活」が設けられた。
子どもらの活字離れ対策と、書店の有効活用などを目的に、同店が同校に提案した。「推し」は、推薦や憧れの気持ちを表す現代用語。
書棚の本には、同校児童らの手書きのメッセージやイラストが添えられている。各本は、購入することもできる。
選書には、6年生13人が参加。13人は、過去3年間で、本を300冊以上を読んだ読書好きのメンバー。書棚には、1人1冊ずつ、計13冊を陳列した。
これまでに本を1000冊以上読んだという西谷明莉さん(11)は、「今までで一番おもしろかった本を選んだ」と。王禹晴さん(12)は、「楽しげなイメージで本の紹介カードを作ったので、手に取ってくれたらうれしい」と話した。
同店店長の綿引友博さん(44)は、「本に関心を持つ子が増えてもらえたら」と話していた。
書棚の設置は、9月1日まで。