鉾田市梶山の北浦湖畔にある「CCC(シースリー)」は、6月にオープンしたホットドックのテークアウト店。店主は、バイクのツーリングをきっかけに茨城に魅せられ移住した千香子さん。「バイク好きも、近所の人たちも、みんなが気軽に集える場所になったらうれしいです」
店は、自宅の庭先に設けたもので、ユニットハウスを土台にした。販売するホットドックは4種類。店名を付けた「CCC」(800円)は、ソーセージと、ハチミツ漬けのレモンを挟んでいて、甘酸っぱさが魅力。ほかの3種には、「カジヤマ」「キタウラ」「ホコタ」と、地元の地名を付けた。
市内のコーヒー店にばいせんしてもらったオリジナルブレンドなど、飲み物もある。
千香子さんは、移住して約2年。カフェの開店は長年温めてきた夢だった。バイクに乗るようになった6年前からは、軽い食事を食べられる休憩場所のありがたさを実感し、実現したいという思いが強まっていた。
移住して、北浦の景色に魅せられたことも、背中を押した。日によって変わる空や湖面の美しさに、毎日感動する。「ここで開こう」と決めた。
「北浦の眺めも味わってほしい」と、庭にはデッキを設置し、テーブルやいすも置いている。バイク仲間のほか、北浦のサイクリングや釣り客が訪れるなど、輪が広がっている。
営業は、金、土、日、月曜の午前10時~午後4時半。臨時休業あり。同店☎050・3570・8035(対応は営業日のみ)。