日立市滑川本町の茂木一利さん(77)、かつ江さん夫婦は先日、趣味で飼育するメダカの冬支度をしようと、水槽をのぞき込んで驚いた。水槽の中に、メダカと一緒にオタマジャクシの姿があったからだ。
「春頃にオタマジャクシがいるのは気がついていたの」とかつ江さん。水槽は庭に置いてあったため、カエルが入り込んで産卵したのだと思っていた。いずれ、カエルに成長して出ていくだろうと気にもとめていなかった。「それが、晩秋の今でもこの状態。どういうことなんだろう?」とかつ江さん。
県自然博物館動物研究室の石塚武彦さんによると、オタマジャクシの中には越冬するものもあるという。「ウシガエルとツチガエルのオタマジャクシが代表的。そのどちらかなのではないか」と石塚さん。