寄り道案内マップが表彰 案内マップコンペティション(茨城・常陸大宮)
入賞した3人(中央が萩さん)

 常陸大宮市内の国道118号線沿いの飲食店や寄り道スポットを案内するマップのコンテスト「案内マップ学生コンペティション」(同市主催)の入賞作が決まり、このほど同市役所で表彰式が行われた。

 同コンテストは、市内の118号線沿いの活性化を目指す同市のプロジェクトの一環で行った。プロジェクトでは、118号線沿線の魅力を紹介するデジタル版の冊子「国道118号 道草・穴場情報」を作る。コンテストの優秀作品は、冊子の目玉となる案内マップに使われる。

 プロジェクトは、同市の118号線が、「通り過ぎるだけの道」になっているという声を受けて始まった。118号線は、同市と、隣接する大子町の袋田の滝を結ぶ道で、観光客の利用は多いが、沿線の店などに立ち寄ることが少ないためだ。

 プロジェクトを担当する同市地域おこし協力隊の古澤宏明さん(26)は、「袋田の滝を訪れる観光客のデータを調べたところ、首都圏の親子連れが多いことがわかった。マップは、より多くの人に関わってもらい、魅力あるものを作ろうと、公募した」。

 最優秀賞となり、マップに採用されたのは、水戸市の専門学校・文化デザイナー学院広告プロモーションデザイン学科2年の萩ひかりさん(20)の作品。萩さんは、「沿線の楽しい魅力をマップに詰め込んだ。少しでも地域の役に立てたら」と喜んだ。

 なお、同デジタル冊子は、同市のホームページで公開している。

 同市ホームページは、こちら

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