常磐大学(水戸市見和)の人間科学部健康栄養学科の学生7人がスーパー「ヨークベニマル」と共同開発したサバのレトルトパックが、県内の同店41店舗で販売されている。
学生と同店は、「若者の魚離れ」をテーマに、昨年9月から、アレンジレシピの考案などを協力して行ってきた。レトルトパックは、湯煎などの手軽な調理で味わえるという理由から開発が決まった。
レトルトパックは、トマト味とカレー味の2種類。各321円。本県沖で水揚げされたサバの切り身4切れが入っている。常温でも食べることができるなど、調理の手間を減らす工夫がされている。
6月19日の販売初日は、同スーパーの元吉田店で販売イベントが行われ、学生が商品についての説明をしたほか、試食の頒布も行った。
市内の山下朝美さん(38)は、「子どもたちに好評であれば、また購入したい」と話していた。
同大学の金沢陽菜さん(21)は、「地魚のおいしさに気づいてもらいたい」と話していた。