数十年に一度の開花 市植物公園「何か良いこと?」(茨城・水戸市)
アガベを紹介する綿引さん

 20~30年に一度しか花が咲かないとされる多肉植物「アガベ」が、水戸市小吹町の市植物公園で花を付けた。

 5株あるうちの4株が同時に咲いた。「なかなか咲かない花が、4株同時に咲いた。何か良いことがありそう」とは、同園植物公園係の綿引静哉さん(27)。

 アガベは、アメリカ、メキシコ原産のアガベ属の植物で、同園で花を咲かせたのは「屈原の舞扇」という種類。花びらはなく、房状のガクの中におしべとめしべが密集している。

 同株は、2021年の大温室の再整備時に購入した。株が大きくなったため23年に、大温室の南側の花壇に移動した。

 今年の4月中旬に、株の中心部から茎を伸ばしはじめ、3㍍ほどに成長。上部が枝分かれして花を付け、7月から開花した。天候などにもよるが、7月中は花を楽しめるのではという。

 同園は8月11日までは、「夏休みスペシャル」として、入園が無料になる。月曜休館(祝日の場合は開園し、翌平日休園)。同園☎029・243・9311。

 

 

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