
はにわに注目してもらおうという企画展「はにわ 深い眠りからさめた埴輪(はにわ)たち」が、水戸市備前町の常陽史料館で開かれている。8月30日まで。
展示は、動物埴輪、人物埴輪、家形埴輪など33体で、県内の古墳から出土したものが中心。
動物埴輪のモチーフは、馬、鹿、鳥、魚などバラエティー豊か。鹿をかたどった「雄赤鹿埴輪」は、丸い目がかわいい。人物埴輪は、笑顔や、泣き顔に見えるものもあり、なぜこの表情にしたのか、意味深だ。
同館学芸員の大曽根麻希子さんは、「県内は全国的に見ても古墳が多い地域。はにわや古墳に親しみを持ってもらえたら」と、話す。
はにわを展示している県内10施設と連携した「埴輪を見よう!」スタンプラリー」も企画した。期間中、5か所以上のスタンプを集めると、ヨスミナミさん(古墳にコーフン協会茨城支部長)が古墳を擬人化したキャラクターを描いたポストカードがもらえる。日、月曜と、8月13~16日は休館。午前10時~午後5時。同館☎029・228・1781。