
子どもたちに地元の歴史に興味を持ってもらおうと、鹿嶋市どきどきセンターはこのほど、同市の先史時代にスポットを当てた漫画「縄文・弥生時代の鹿嶋−遺跡が語る先人のくらし−」を発行した。
漫画は、小学生2人が主人公。同センターの公式マスコット「くりやっほー」の案内で、縄文時代にタイムスリップしたり、発掘調査に参加したりしながら、先人たちの暮らしに触れていく。
縄文人のファッションや住居をテーマにしたコラムも6本掲載した。
漫画の原案やシナリオは、同センター学芸員の大里美穂さん(30)と、千代周平さん(28)がまとめた。「今から1万年以上も昔のこと。想像を自由に広げながら読んでもらえたらうれしい」と、2人。
同センターは、市内の遺跡の調査や、出土した埋蔵文化財の展示などを行っている施設。5年前から、地元の歴史を毎年1冊の漫画にしていて、5冊目。
今回発行した漫画は、これまでの4冊と同様に、市内の小学6年生に無料配付したほか、市内の書店などで販売。
1冊500円。問い合わせは、同センター☎0299・84・0778(同市粟生)。