ひたちなか市の県立海洋高校の生徒らが、同市のご当地グルメ「那珂湊焼きそば」から発想を得たバーガー「麺バーガー」を開発、このほど同校で試食会を開いた。
開発したのは海洋食品科3年生の生徒6人。地域の食文化をテーマにした課題研究授業の一環だった。試食会には、「那珂湊焼きそば」を広めるために活動するグループ「那珂湊焼きそば大学院」のメンバーも出席し、感想を伝えるなどした。
こだわりは、具を挟むバンズの代用品として那珂湊焼きそばの麺を使用したこと。試行錯誤の末、麺に卵とチーズを絡めた上で、焼き固めた。「那珂湊焼きそばの特徴である太い麺を生かしたかった」と6人。
具には、那珂湊地域の正月食材でもあるメカジキをフライにして使用。柿の種を衣に使い、サクサクした食感を出した。
開発した生徒の一人スマンポン・ロドリボンさん(17)は「バーガーの形に至るまで多くの苦労があったが、披露できてよかった。いただいたアドバイスを元に、より良いものにしたい」と話す。