公園に長年の夢咲かす 鉄道模型専門「中古玩具山村」
模型を修理する山村さん

 プラレールやNゲージなどの鉄道模型と玩具を販売、修理する「中古玩具山村」は、鹿嶋市角折の大野潮騒はまなす公園の中の、元観光物産センターの一部を借りて営業している。店内には、プラレールとNゲージのほか、希少価値の高いスーパーレールも並ぶ。

 店主の山村芳樹さん(42)は、元高校の非常勤講師。鉄道模型店を開くことは幼い頃からの夢で、昨年の非常勤講師の契約満了とともにオープンした。

 元観光物産センターという場所を選んだのは、「ここなら鉄道のことに集中できそうだから」と話す。品ぞろえの多くは、不動品を仕入れて修理したものだという。

 「物心ついたころから鉄道玩具をいじっていた」という山村さんの修理の腕は確かで、県外など遠方から客がくることも多い。客の大半は、大人だが、「きちんと直ると、みんな子どもに戻ったように喜んでくれる。壊れたり、いらなくなったら捨てるのではなく、物を大切にする気持ちを持ってもらえたらなにより」と山村さん。

 営業は火、木、土、日曜と祝日。雨天、荒天時休業の場合あり。時間は午前10時~日没まで。

 山村さんは修理の様子の動画を、インターネット動画配信サイト「ユーチューブ」に投稿している。動画は、こちらから。

 

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