鹿嶋市と、サッカーJ1・鹿島アントラーズのPR活動に当たるPRタイツマンが、SNSと現実の世界でも人気を高めている。全国の市町村などが公認するマスコットキャラクターとは少し違う。「赤いタイツを着て、ポーズを決めているだけの非公認の存在」とタイツマン。
活動の中心は、アントラーズの公式戦前に、SNSに告知の情報を盛り込んだ写真や動画をアップすること。試合会場に出向くこともあり、「あ! タイツマンだ」と声がかかることが少なくないという。
活動が始まって4年目。きっかけはコロナ禍だ。同市の政策推進課が中心になって一般に募っている鹿嶋市アントラーズPR大使の存在が前提にある。役割はPRタイツマンと同じで、活動場所はSNS。その活動が、コロナ禍で鈍化。同課課長が部下らに、「盛り上げる策を考えるように」と指示を出したのが始まり。
同市のホームページに「タイツマンの部屋」というページがあり、プロフィール欄には、身長180cmで胸囲110cmという情報がある。市役所内では、「ラグビー選手だったというあの職員が正体では?」などのうわさがあるが定かではない。