ひたちなか市長堀町の梅原ひとみさん(51、雅号・瞳渓)は、和紙絵の魅力を若い世代に広めようと、工夫をこらしている。
風景画を中心とした一般的な和紙絵の研さんを積みつつ、動物や人物など、本人が「かわいい系」と呼ぶモチーフにも取り組む。作品は、インスタグラムやツイッターなどでも発表。最近は、アイドルタレントをモチーフにした作品の作画経過を、動画にして配信、大きな反響を呼んだという。
「和紙絵の先輩たちが仕上げてきた作品は、本当にすばらしい。でも、若い人たちには、その魅力が届ききっていない。私が架け橋になれれば」という思いが根底にあるという。
近年は、犬の作品を制作することからの縁で、同市にあるいばらき盲導犬協会と連携。盲導犬への理解を深めるための作品作りにも励む。
7日までは、同市共栄町のギャラリーサザで開かれている企画展に参加している。