潮来市のにぎわいづくりや観光振興などに取り組む「いたこまちづくり観光事業部」は、同市内の水路などで運航する観光ろ舟の船頭を募集している。
観光ろ舟は、水路が水運のかなめだった昔ながらの潮来情緒が味わえるのが魅力。同市で5~6月に開かれる水郷潮来あやめ祭りのほか、同市潮来の津軽河岸あと広場では、年間を通して運航している。
船頭は、舟の操作方法などを学ぶ実技や座学など、1か月ほどの研修を経て1人立ちするという。
現在、20~80歳代の男女14人が活躍している。元教師や公務員、主婦のほか、水路が張り巡らされていた当時の潮来を知るお年寄りなど、経歴はさまざま。
ろ舟船頭歴6年の坂田博さん(59)は、「ろ舟に乗ってくれた人たちの『楽しかった』の一言が、励みになる。潮来をもっと好きになってもらえたらうれしい」と話している。
問い合わせは、同事業部☎0299・94・2800へ。