地元愛と野鳥愛込め観察会 川又さんが26日に北浦湖畔で(茨城・鉾田市)
「一緒に楽しみましょう」と、川又さん(北浦湖畔で)

 鉾田市の北浦湖畔で12月26日午前10時~正午、同市の写真家で、野鳥愛好家歴65年の川又利彦さん(75)が講師を務める野鳥観察会が開かれる。初心者を対象に毎月開かれているもの。同市の北浦周辺の自然再生を進める会主催。

 「カワウやマガモ、ダイサギのほか、運が良ければ猛禽(もうきん)類のチュウヒが見られるかも。一緒に楽しみましょう」と、川又さん。

 観察会を開く北浦の北部は、水鳥のカンムリカイツブリが関東では初めて繁殖するなど、自然豊かな場所。同会は、そんな自然に親しみ、興味を持ってもらおうと、5~6年前に野鳥観察会を始めた。

 講師の川又さんは、同会の会長でもある。川又さんは、小学5年の時に近所の田んぼでカナリアに出合ったのをきっかけに鳥に興味を持ち、鳥を追いかけ、ケニアやインド、ガラパゴス諸島などにも出かけた。北浦で見られる鳥の写真も長年撮影している。

 観察会では、観察できた鳥を説明する時に、川又さんが以前に撮影した同じ種類の鳥の写真を見せる。「大きく見えると、より親しみがわくでしょう」と川又さん。どんな鳥が観察できてもいいように、A4サイズに印刷した50枚ほどをカバンに準備している。

 参加は無料で、予約不要。集合場所は、同市安塚の環境学習施設「エコ・ハウス」前集合。雨天中止。来年も、毎月の開催を予定している。問い合わせは、川又さん☎090・3040・9546。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう