筑波山のつつじケ丘駅と女体山駅(同840m)を結ぶ筑波山ロープウエーを運営する筑波観光鉄道は、女体山からの夜景を楽しむための特別運行「筑波山冬のロープウェイ」を、土・日曜、祝日に実施中。実施日は、通常午後4時40分までの上りロープウエーの運行を、同7時40分まで行う。
女体山駅の展望台から望めるのは、東京都心を中心にした広大な関東平野だ。
天候条件が整った日の“夜景ショー”は、日没前後から始まる。まずは、地表と空の境目が、赤、金色、青などのグラデーションで染まりはじめる。マジックアワーだ。この数十分間は、関東平野の先の富士山も見どころ。幻想的な背景の上に、山陰をくっきりと浮かび上げる。
夜空が広がると、東京都心が、きらめき始める。展望台の真正面には、東京スカイツリー。東の地表近くに動く光は、千葉県の成田空港から飛び立つ飛行機だ。
やがて、都心の明かりと、星空との競演が始まっていく。
会期は来年2月25日まで(12月31日と1月1日は休止)。荒天中止。ロープウエーの乗車料金は大人往復1300円。駐車料別。同鉄道☎029・866・0611。