筑波山の紅葉の楽しみ方はバラエティーに富む。
一つは、遠方から眺めて季節の移り変わりも含めて楽しむもの。筑波山は、周囲の広範囲から山容全体を望むことができるため、木々が紅葉していく様子が見て取れる。山頂から色づき始めて、山裾に広がっていくのが例年のこと。今は、中腹まで染まっている。
歩きながら楽しむのもいい。筑波山にはハイキングコースが多く、コースを選べば初心者での無理なく歩ける。汗をかきながら見上げると、紅葉の感動はふくらむ。
▲ライトアップされた宮脇駅近くのモミジ(撮影は以前の紅葉時、つくば観光コンベンション協会提供)
ケーブルカーで紅葉を楽しむ方法もある。ケーブルカーは、駐車場から近い宮脇駅と筑波山頂駅を結んでいる。宮脇駅周辺も紅葉のみどころで、車窓からも、さまざまな樹種の紅葉が楽しめる。ケーブルカーを運行する筑波観光鉄道は毎年、紅葉の時期にあわせた企画を行っている。今年の企画は、「紅葉のアートトレイン」。車内が、紅葉などをモチーフに装飾されている。
12月3日までの土・日曜、祝日と、11月18~26日は、午後8時までのケーブルカー夜間運行と、モミジのライトアップも行われる。