クリスマスシーズンの商店街を手作りの明かりで装飾しようと、大子町立だいご小学校(清水洋太郎校長)の児童227人がこのほど、千代紙を材料にしたランタンを作った。町特産のリンゴをイメージして、赤色で、丸い形にした。
ランタンの装飾は、10~12月に本県で行われる大型観光企画「茨城デスティネーションキャンペーン」に合わせた水郡線活性化事業として、同町が企画した。制作は、町内の保育園、幼稚園、小学校、特別支援学校に協力を呼びかけていて、完成品は、11月25日から12月24日まで、JR常陸大子駅前の商店街周辺の軒先に飾る予定。
ランタン作りの材料は、風船、数色の千代紙、水に溶かしたのり、ひも。児童たちは、膨らませた風船の表面に、はけでのりを付けて、千代紙を3層ほど貼り付けたり、飾るためのひもを取り付けたりした。ランタンは、今後、よく乾かして、中の風船を割って、ライトを入れて仕上げるという。
4年生の石井新菜さん(10)は、「リンゴに見えるように、丁寧に作った。作業はちょっと難しかったけれど、楽しかった」と、話していた。