鉾田市樅山の畑で成育中のサツマイモが、薄紫色で、ラッパ状の花を次々に咲かせた(8月11日撮影)。生産者は、サツマイモ栽培は長年続けているが、「開花したのは初めて」と話している。
花が咲いたのは品種「べにはるか」。開花は8月上旬から始まり、数日間続いた。
朝に咲き、昼頃になるとしぼんだという。開花している様子を見た市内の小沼弘律さん(62)は、「見慣れない光景だったので、驚いた。かわいい花でした」と話していた。
県農業総合センター農業研究所によると、県内での開花の例は、まれにあるという。「土壌の水分が少ないなど、育った環境によって花が咲くことがある。花が咲きやすい条件が重なったのではないか」と話していた。