「旧上大門（かみおおかど）小学校の校歌の歌詞をご存知の方がいたら、ぜひ教えてください」と呼びかけているのは、常陸太田市教育委員会文化課の舘美紀さん。
現在、同市西二町の市郷土資料館梅津会館で、常陸太田地区の小学校（閉校した学校も含む）の校歌の歌詞をパネルにして展示しているが、同小の校歌だけ資料が見つからず、展示できていないという。
校歌の歌詞の展示は、市内の小学校の歴史を振り返る企画展「学校 １５０年の歩み」の一環。６月２５日までの前期で常陸太田地区を、７月１４日～８月３１日の後期で、金砂郷・水府・里美地区を紹介する。
同館２階の一角にコーナーを設けて、太田小をはじめ５校と、旧小学校８校の校歌の歌詞を、パネルにして展示した。すべてではないが演奏用の楽譜もあり、水、土、日曜はピアノを開放して、弾き語りを楽しめるようにしている（２階は見学できない日もあり、同館ホームページで確認を）。
同校は、１８７４（明治７）年に、同市上大門町に開校し、誉田小学校との統合に伴って閉校した。舘さんは、誉田小から資料の提供を受けたり、職員にも呼びかけたが、手がかりがつかめなかったという。
「地域の風景や魅力が盛り込まれている校歌は、学校や卒業生の大切な思い出の一つ。歌詞を展示して、歌って懐かしんでほしい」と、舘さん。問い合わせは、同館☎０２９４・７２・３２０１（月曜休館）へ。
