常陸太田市郷土資料館梅津会館は、同市の歴史をまとめた子ども向けのミニ新聞「梅津新聞」を同市の公式ホームページ(HP)で公開している。
制作しているのは、同館学芸員の川崎祐子さん。新聞はA4サイズ。「古代編」から「近現代編」まで、4つの時代ごとに数号にまとめている。
中世編は、「激動の時代を生き抜いた常陸国の大大名 佐竹氏」という副題を立てて、これまでに5号を制作。
秋田への国替えまでの約470年を振り返る内容で、「わかりやすくまとめようと心がけたのですが、子どもたちにはちょっと難しいかも・・・」と苦笑い。同館の常設展示をもとに、主に常陸太田市史を読み込んでまとめている。
新聞作りは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けたもの。休校中の子どもたちが自宅でも楽しく学べるように、HPで工作などを公開する全国の博物館の取り組み「おうちミュージアム」の活動に賛同して始めた。
埴輪の切り絵や古墳をテーマにしたすごろくなど、工作をしながら楽しめる号もある。
「資料館に来るのがより楽しくなればうれしい」と、川崎さん。
同市公式ホームページは、こちら。