師走の街に 編み物の彩り 愛好家集団がヤーンボミング 2月まで(茨城・ひたちなか)
昭和通り沿いのフラワーポットに、丁寧に編み地を飾り付けた

 ひたちなか市のJR勝田駅東口の昭和通りを明るく彩ろうというイベント「ヤーンボミングdeひたちなか」が11日、始まった。同通りに点在するフラワーポット(大型の植木鉢)15基を手編みの編み地(平らな編み物)でくるんでいる。展示は来年2月中旬まで。

 ヤーンボミングは、道路や公園などの公共物をカラフルな編み物で飾るストリートアート。欧米が発祥とされ、各地で行われている。

 ヤーンボミングdeひたちなかは、同市などの編み物作家でつくるグループ「あみもんどころ」が主催しているもので、昨年に続いて2回目。

 フラワーポットをくるんだ編み地は、1枚の大きさが縦60㌢、横360㌢。昨年の開催時には、全国の編み物愛好家に協力を呼びかけて、15㌢四方の編み地を編んでもらい、集まった約2000枚をつないでフラワーポットをくるんだ。今回は、前回使用したものと、同グループがほかで開催したイベントで使用した編み地を組み合わせたという。

 「編み地のデザインは1枚1枚本当にさまざま。見たり、さわったりして、編み物を楽しんでもらえたら」と、同グループ代表の河本珠美さん。

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