潮来出身・柳町監督作品上映 「あまや座」で12日~(茨城・那珂)
「さらば愛しき大地」(プロダクション群狼提供)

 那珂市瓜連のミニシアター「あまや座」は11月12日から、潮来市出身の映画監督、柳町光男さん(76)の監督作品を特集上映する。上映は25日までで、12・13日は柳町さんの舞台あいさつも行われる。

柳町監督柳町監督(本人提供)

 

 上映するのは、初監督作品で、暴走族を追ったドキュメンタリー「ゴッド・スピード・ユー! BLACK EMPEROR」(1976年)、中上健次の小説が原作の「十九歳の地図」(79年)、本県の鹿島地方を舞台に、工業化が進む地方都市で農家が崩壊していくさまを描いた「さらば愛しき大地」(82年)の3作品。

 柳町さんは、県立水戸一高、早稲田大学を卒業。76年に初作品を撮り、85年の「火まつり」で芸術選奨文部大臣賞を受賞。海外でも高い評価を得ている。

 12日の舞台あいさつは、すでにチケットは完売。13日は、午前10時5分からの「さらば愛しき大地」の上映後約50分で、茨城大学教育学部教授の島田裕之さんとの対談で行う。

 なお、詳しい上映日、時間は、同館のホームページに掲載している。鑑賞料金は1作品一般1700円。チケットの予約は、同ホームページからか、同館に電話☎︎029・212・7531で。

 同館ホームページは、こちら

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