世界を見据えるパン店 水戸に開店「ラ・メゾン・デュ・パン・クリハラ」(茨城・水戸)
おすすめのパンを持つ栗原さん

 水戸市笠原町に6月にオープンした「ラ・メゾン・デュ・パン・クリハラ」は、「発酵×熟成」「世界×茨城」をコンセプトにしたパン店。県産の厳選食材を使い、素材の味を引き出す手法にこだわったパンをそろえている。

 店を開いたのは、那珂市とひたちなか市でパン店「ぐるぐる」を営業する栗原淳平さん(39)。栗原さんは、常陸太田市出身で、一昨年には、パン職人の世界大会「iba(イバ)カップ」の日本代表に選出された(大会は新型コロナウイルスの影響で延期になった)。

 販売するパンは常時60~70種類。食パン「麦の香り」(1斤432円)は、砂糖や卵、乳製品を使わず、県産小麦粉、塩、パン酵母、麹(こうじ)、水だけで発酵・熟成させてつくる。もちもちとした食感で、ほのかに小麦が香る。「エリモショウズ雅とBDM発酵バターのアンバター」(432円)は、香ばしいバゲットに、北海道産の上質な小豆「エリモショウズ」を原料にしたあんと、発酵バターを挟む。あんは、日立市の和菓子店「風月堂」が炊いた。

 カフェコーナーもあり、注文を受けてから自家製パン粉を付けて揚げるヒレカツを挟んだ「ヒレカツサンド」(1980円。サラダ、スープ付き)などを提供。平日午前10時~午後7時(土、日曜、祝日は午前9時~)。水曜定休。同店☎︎029・291・7775。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう