地域資源研究会が昔ながらに手作り 緒川のみそが特産品に
「自慢のみそです」とメンバー。手前は自家製のこうじ

 常陸大宮市の緒川村地域資源研究会(5人)の手作りみそ「自家製こうじ 緒川産手作りみそ」がこのほど、市内の優れた農林水産物や加工品を認証する同市認証特産品に追加された。認証は49番目。

 代表の和知稔さん(72)は、「これからも地域の先輩たちから引き継いだ無添加で手作りの味を守っていきます」と張り切っている。

 みその製造は、1987年から。地元産の米と大豆、自家製こうじを使用し、こだわりは「手作り、減塩、無添加」。大豆は、大豆の甘みや栄養を逃がさないために、ゆでずに蒸している。

 毎年12~4月にかけて1年分を仕込む。4月9日に行った作業では、大豆78㌔分を仕込んだ。蒸した大豆をミンチにして、こうじ、塩と合わせてこねる作業は、全員で行う。息もぴったりだ。

 同研究会では、福神漬けなどの漬物も販売していて、どれも当初から作り方を変えていないことも自慢。手間をかけた昔ながらの味は、ファンが多い。「この味じゃないとと言ってくれる人も。うれしいです」と、小室三代子さん(55)。

 同研究会のみそは、市内の物産センター「かざぐるま」、道の駅常陸大宮かわプラザ、JA農産物直売所「グリーンハウス大宮」で販売。900㌘入り730円、450㌘入り380円。熟成した「赤みそ」、ゆずみそなどの加工みそもある。

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