思春期の子どもとのコミュニケーション手段の一つとして、絵手紙を描いてみようという研修会「絵手紙がつなぐ親子の絆―思いが伝わるってうれしい―」がこのほど、潮来市日の出の同市中央公民館で開かれた。同市PTA連絡協議会女性ネットワーク委員会主催の研修会の一つで、同委員24人が参加した。
講師は、市内の日本絵手紙協会公認講師、室谷亜紀子さん。参加者は、室谷さんから基本の描き方などの説明を受けた後、好みの夏野菜を1つ選んで、自分の子どもにあてた絵手紙作りに挑戦。
大きなナスを描いて、「つやつやかがやくきみがすき」と文字を書いたり、トマトの絵に「いっしょうけんめいがんばるっていいな」とのメッセージを添えたりした絵手紙が仕上がった。
室谷さんは、「子育てに忙しく、せっかちになりがちだけれど、絵手紙を描く時間は、ゆっくりとした気持ちになって」と、アドバイス。参加した市内の吉井智子さんは、「集中して、ストレスの発散になった。絵心はないけれど、味のある絵手紙が描けた」と笑顔だった。