大洗町磯浜町の大洗磯前神社で7月22、23日、1000個以上のろうそくを並べて境内や参道をライトアップする催し「うみまち照(て)らす」が開かれる。主催は、大洗観光協会。町内の海水浴場が海開きする23日に合わせて、「大洗の夜の魅力も感じてもらおう」と、町内の若手商店主らでつくるチームが企画した。同神社でのライトアップイベントの開催は初。
ライトアップは、午後6時半から午後9時まで。午後7時から30分おきにイベントも用意している。内容は順に、水戸市の水城高校書道部による書道パフォーマンス、同神社の巫女による舞の奉納、和太鼓などの演奏、山村暮鳥の詩「星」の朗読(読み手は、フリーアナウンサーの小野裕士さん)。ろうそくの優しい明かりの中で披露される。
企画したチームは、同協会の事業戦略チーム(16人)。同チームは、「さまざまな年代の人たちに、大洗で人生の初体験を楽しんでもらおう」とのビジョンをもとに戦略を練っている。一昨年には、大洗サンビーチで「砂浜図書館」を初開催。タープやパラソルの下に席を設けて本を貸し出したもので、海や浜辺の新しい楽しみ方として話題を呼んだ。今年も9月に開催予定。
「夜の神社の静かな空間で、潮風を感じながら、心が浄化されるような感覚を味わってもらえたら」とは、チームリーダーで、老舗梅干し店「吉田屋」8代目の大山壮郎さん(44)。雨天中止。問い合わせは、同観光協会☎︎029・266・0788。