潮来市潮来の長勝寺は、市内で19日まで開かれている「水郷潮来あやめまつり」の期間中、書院の縁側で、抹茶と和菓子を提供している。
同寺は、文治元(1185)年創建の古刹(こさつ)。あやめまつり会場から歩いて5、6分の距離にあり、まつりを楽しんだ後に参拝する観光客が多い。
抹茶と和菓子の提供は、観光客に座って休憩できる場所をと、20年ほど前から行っている。
和菓子は、季節の花をイメージしたもの。料金は、煎茶と干菓子を合わせて500円。和菓子と干菓子も、同寺の手製。
「作法を気にすることなく、足も崩してゆっくり楽しんでいただければ」とは、住職の谷明生さんと妻の映子さん。
夫婦で訪れた東京・町田市の佐藤昇さん(74)は、「日々の喧騒(けんそう)を忘れる空間。茶道に触れたことはなかったが、作法など気にせずにと言ってもらえて楽しめた」と、話していた。
抹茶と和菓子の提供は、6月19日までの午前10時~午後3時。