地元のグループが丹精している城里町下青山の青山花しょうぶ園が5日、3年ぶりに開園した。休耕田に色とりどりのハナショウブ約70種類6000株を栽培していて、今年の花の見頃は6月10~20日頃の見込み。
「コロナ禍で2年間休園したが、愛情を込めて整備を続けてきた。きれいに咲いてくれた花たちを、見に来てもらえたら」と、代表の山崎秀雄さん(83)。
同園は、広さ約3000平方㍍。栽培しているハナショウブは、大輪の花を咲かせる品種が中心。花を間近に見て楽しんでもらおうと、園内には木道を設置。休憩所としてテントも張った。
同園の本格的な開園は15年ほど前。ハナショウブを愛して52年の山崎さんが、経営するオートバイや自動車販売店の裏の畑などでハナショウブを栽培してきたが、栽培場所が足りなくなり、休耕田を借りたことがきっかけ。栽培仲間を募って「青山花しょうぶ保存会」を結成し、年間を通して整備している。
開園は6月25日まで。11、12日午前9時~午後3時は、同園で育てたハナショウブの苗と、地元産の野菜を販売する。期間中は、周辺に案内板が設置されている。
同町まちづくり戦略課☎︎029・288・3111。