笠間市手越の道の駅かさまで、同駅と同市の魅力を外国人目線で発信しようと、アメリカ人のアンドリュー・アイガルさん(24)が奮闘している。立場は、同市の国際交流員。同駅の案内所にいることが多い。コロナ禍で人の流れが減っていることを受けて、インターネットを介した発信も積極的。
同駅のインスタグラムなどで配信している動画のタイトルは、「What‘s This?」で、日本語で「これは何?」という意味。同駅内の直売所の商品で、アンドリューさん自身が「これは一体何なんだ?」と目を丸くした野菜や加工品について、農家らに質問しながら紹介する内容。外国人向けに、英語の字幕も付けている。
あまりの長さに驚いた自然薯(じねんじょ)や、「レモンじゃないの!?」と思ったユズなど、これまでに5本の動画を配信。「外国の人たちは、僕と同じように驚くはず。一緒にびっくりしてもらえたら」と、アンドリューさん。
アンドリューさんは、同市に来て3年目。高校生の頃から日本に興味を持ち、大学では日本語を学んだ。東京の大学への留学も経験。大学卒業後、「もっと日本で暮らしてみたい」と、国際交流員に応募し、笠間市に配属された。
同駅には、オープン前の準備段階から関わった。魅力発信のほか、子ども向けに英語の絵本の読み聞かせも行っていて、好評だ。
朗らかな笑顔がトレードマーク。「日本のことも笠間のことも、知れば知るほど好きになる。もっと交流したいです」
同駅のインスタグラムは、こちら。