夜の森に生まれた光の新名所 「チームラボ幽谷隠田跡」(茨城・北茨城市)
棚田跡に広がる作品「隠田跡」。静かな音楽が流れ、月明かりのようなランプが明滅する


 北茨城市大津町に9月にオープンした「チームラボ幽谷隠田跡(ゆうこくおんでんあと)」は、多様なテクノロジーを活用して、森や棚田跡など、地元の風景を巨大なアート作品にした屋外ミュージアム。世界的に活躍するアート集団「チームラボ」が手がけた。 
 長さ約1キロのコースを歩きながら楽しめる。見どころは約10か所。
 背の高いタブノキの枝には、オレンジや青色に輝く球体が下げられていて、人が近づくと光や音が変化する。コースから望む海には、白波の部分に花が描かれる。10枚以上が連なった棚田跡には、水が張られていて、月の光のような色のランプが浮かぶ。星空も作品の一部のようだ。
 同施設は、グランピンク施設「五浦幽谷隠田跡温泉」に併設されている。同温泉を運営する「創輝」(同市)とチームラボが共同で、5年ほど前から整備した。
 宿泊者以外も利用できる。チケットは前売りで、高校生以上2200円、小中学生800円。営業時間は季節によって変わり、12月は午後5時半~9時(7・14・21・28日は同9時半まで)。第1火曜休み。
 詳細は同施設のホームページへ。同施設☎︎0293・24・5265。

会場風景の写真
さまざまな色の光に照らされた森
会場風景の写真
木々の間に赤い光が動く作品「連続する生命の痕跡」
会場風景の写真
波が立つと、花が咲くように見える五浦の海
会場風景の写真
竹林のBGMは歩く速度で変わっていく
会場風景の写真
温かな色の光を放つタブノキ

 

 

 

 

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