日立市大久保町の大久保鹿嶋神社(臼井悦郎宮司)でこのほど行われた秋の例大祭「大久保鹿嶋神社流鏑馬(やぶさめ)神事」で、武者姿の子どもたちによる子ども流鏑馬が注目を集めた。
同神社の流鏑馬は、戦国大名の佐竹義重が奉納したのが始まり。現在は氏子らが行っている。2019年には市の無形民俗文化財に指定された。
子ども流鏑馬は、本物の馬に乗るメインの流鏑馬の後に行われた。参加したのは6~10歳の7人。子どもたちは氏子らが作った木馬にまたがり、真剣な表情で弓を放った。見事、矢が的を射抜くと、周囲から大きな拍手が送られた。
参加した松井航太郎君(大久保小5年、10)は、「あまりうまくできなかった。もっと練習して、うまくなりたい」と話した。
なお、メインの流鏑馬では、和田博史さん(49)が八幡太郎義家役を務めた。