県産農作物の加工品を対象にした「いばらき農の6次化商品コンテスト」がこのほど、笠間市安居の県農業総合センターで行われ、最上位の金賞に常陸太田市の武藤観光農園の「ぶどうジュース」と、ひたちなか市の住谷公商店の冷凍焼き芋「焼いも蜜ちゃん」が選ばれた。味、デザイン、衛生管理などを、7人の専門家が総合的に評価した。
ぶどうジュースは、常陸太田市のオリジナル品種のブドウ「常陸青龍」が原料。審査員には、「ブドウの甘味が際立ち、幅広い世代に受け入れられる味わい」と評価された。
焼き芋は、冷凍した焼き芋を個包装にしたもの。「製造技術の高さと、デザインとネーミングセンスが光る」と評価された。
武藤観光農園の武藤翔平さん(32)は、「常陸太田のブドウを、年間を通してアピールしていきたい」と話し、住谷公商店の住谷まさ美さんは、「茨城のPRに役立てれば」と話した。
ぶどうジュースは道の駅ひたちおおたなどで販売。価格は500ml入り1800円。焼き芋は、那珂市菅谷の同店直営店ボンボヤージュなどで販売。価格は200g入り600円。