歴史を経て浮かび上がる夜の姿 偕楽園で開催中 「偕楽園UME The Lights」(茨城・水戸市)
人工的に発生させた雲海が流れ、ライトアップされた孟宗竹林

 梅の花が咲き始めた水戸市の偕楽園で、ライトアップイベント「偕楽園UME The Lights(梅ザライツ)」が、土、日曜と祝日限定で開かれている。時間は午後6時~8時半(最終入場は同8時)。
 同園などで開催中の「第129回水戸の梅まつり」に合わせたもので、初開催。同まつり実行委員会が企画した。
 ライトアップのテーマは、「『陰と陽』の新たな形での体感」。陰と陽は、同園が江戸時代の開園当初から持つ世界観だ。
 「陰」のエリアの孟宗竹林では、細かい霧を出して人工的に発生させた雲海が足元を隠す。竹と雲海を幻想的に染める青を基調とした光は、大地から竹へとわき上がる命の流れなどを表現している。
 「陽」のエリアの梅林では、ピンクや青などの鮮やかな光が、梅の花と木々を照らす。
 ひたちなか市から来場した君島恵子さん(55)は、「こんなにすてきな景色が広がっているとは。想像以上でした」と、喜んでいた。
 開催は、3月9日まで。
 入場料高校生以上500円、小・中学生300円。電子チケットと紙チケットがある。電子チケットの購入は、同イベントのホームページ(https://ume-the-lights.jp/)から。紙のチケットは、当日販売のみ。当日の午後6時半から、吐玉泉料金所と東門料金所で販売(混雑状況により、売り切れる場合あり)。
 問い合わせは、水戸観光コンベンション協会☎︎029・224・0441。

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