「歴史画」の変遷と魅力を紹介する企画展「いにしえを描く」が12月4日から、北茨城市大津町椿の県天心記念五浦美術館で開かれる。来年2月6日まで。
国内外の歴史や物語に取材した歴史画は、日本画の重要なジャンルの一つとして、多くの画家たちによって研究され、描かれてきた。展示は、羅漢(高僧)を描いた河鍋暁斎の作品「羅漢図」、中国古代に、俗世間をさけて竹林に集った7人の隠者を描いた下村観山の作品「竹林七賢図」など23点。桜井華陵が「竹林七賢」を描いた作品もあり、比較してみるのも面白い。
担当者による作品解説(12月18日、1月16日、各定員先着30人、要事前申し込み)など、関連イベントあり。入館料一般320円、70歳以上160円など。月曜と12月29日~1月1、11日は休館(1月3、10日は開館)。同館☎︎0293・46・5311。